快食、快眠、快便
最初からくさい話で恐縮だが、朝のトイレで目が覚める、これが私の快便である。快食、快眠、快便、の三つが順序よく達成された朝、何と気分壮快、今日の健康を約束されたような気がする。良い通じがある為には良い食(一日三十種の食べ物とか)をする。その為にはバランス良く適度に筋肉に刺激(運動)を与え、骨を作り、血行を良くして、胃袋の要求に応える。たまたまこれにアルコールを少々加えると良い睡眠が取れる。となるのであるが、現実はそうはいかない。時としてバランスを崩す。つい食べ過ぎての下痢、便秘。飲み過ぎての二日酔い、頭痛。又々残業、テレビで睡眠不足になる。
向後は、快食、快眠、快便を三本の柱としてこの周りをグルグルし、毎日の体調をベストの状態に置きたいものである。
体調が良いと、歩行中自分の−からだ−の存在を感じないという。確かに若い頃にはそのような時もあった。今、齢を重ねてくると各所に存在をズンと感じる。まず足、目、心臓、腰…、しかしこれらを何とかリュックに詰め込んで、少々重いが仕方がない。長い間良く働いてくれた、人には頼めない。自分で背負って歩き続けよう。ゴールまであと何キロあるだろうか?
(『はまゆり一〇号』平成四年十二月十七日より)